塗料の種類耐用年数
アクリル3~5年
ウレタン5~8年
シリコン9~12年
ラジカル制御13~15年
フッ素15~20年
無機塗料20~25年
  • アクリル樹脂
  • アクリルは、主に新築の吹き付けで使用されることが、多く早ければ3年ぐらいでチョーキングが出たりもします。ニッペのDANユニなどが代表的と言えます。
  • ウレタン
  • ポリオールとイソシアネート化合物を反応させ、 ウレタン結合させた高分子化合物。シリコンが登場するまでは人気No.1の塗料でしたが、近年ではウレタンの溶剤系が附帯物に使用されています。ニッペのファインウレタンが代表的と言えます。
  • シリコン
  • ケイ素を核としたシロキサン結合をもつ無機化合物で、 非常に安定した物質。紫外線にも強く近年、一番出回っている塗料と言えます。ニッペのシリコンセラUVなどが代表的と言えます。
  • ラジカル制御
  • 顔料の主成分が酸化チタンで紫外線にあたり酸化チタン内からラジカルが発生します。ラジカルとは樹脂同士の結合を破壊し塗膜劣化の原因を作ります。発生したラジカルをバリヤー内に封じ込める高耐候酸化チタンの活用技術開発の成功により、さらにラジカルを捕まえる機能を持つ光安定剤の併用によりラジカル制御が誕生したようです。今では大手塗料メーカーからラジカル系塗料は販売されています。
  • フッ素
  • フッ素原子とセラミック変性樹脂と言う無機系の樹脂を配合し、3フッ素化の弱点を改良し新に誕生したのが4フッ素化のニッペ、ファイン4Fセラミックをはじめ各塗料メーカーから、発売されている実績のある塗料です。

おすすめの塗料は?

ここ数年の傾向ですが、外壁に関しましては、シリコン塗料からラジカル塗料へと移り変わってきたのではないかと思います。
ラジカル塗料が、発売され5年経過、8年経過し、更には、日本ペイントのパーフェクトトップ(ラジカル)が発売されてから今年で10年目(2022年4月現在)を、迎え実績が出て来ているのが全てかと思います。
シリコン塗料も決して過去の塗料になったわけではなく、溶剤タイプの1液、2液型などは、付帯(破風、雨樋他)などでまだまだ出番の多い塗料です。
オススメ塗料で言えば外壁ラジカル塗料、屋根シリコン塗料もしくは、劣化が早い屋根は値段は少し上がりますが、ワングレードUPでフッ素系を使用するのもありかと思います。
この組合わせで15年に1度の塗り替えなら費用対効果にもなるかと思います。
また、サイディングの場合は、シリコンクリヤーに屋根もシリコンの組合せか、値段はあがりますが外壁フッ素系クリヤー、屋根もフッ素で15年~20年に1度の塗り替えで費用対効果にもなるかと思います。